石膏に砕きガラスを入れた作品は、うまくいけば何でもないように見えます。光が粒に当たり、表面はテラゾーのように読み、何も動きません。失敗すると目に見えます。縁のガラスが浮く、ガラスの周りが凹む、研磨後に一部が剥がれ落ちる。
差を生むのはガラスそのものではなく、注ぐ前に粒を濡らしたか、層の順序、そして型から出すまでの待ち時間です。
骨材とガラスが違う理由
砕石は多孔質で、スラリーと密度が近い。ガラスはどちらでもありません。吸収せず、石膏より重く、微視的には縁が鋭い。
この三つが以下のすべてのルールの根拠です。乾いたガラスは触れた瞬間にスラリーの水を吸い、界面を痩せさせ、もろい結合を残します。重い粒は薄いスラリーでは沈みます。鋭い縁は水の入る隙間を作り、粒の下に残った水がやがて粒を持ち上げます。
置き方の三つ
- 表面置き — ベースを注ぎ、湿った表面に粒を置き、包み込む程度に被せる。ガラスが表層近くに残るので明るく光ります。コースターは主にこの方法です。
- 全体混入 — スラリー全体に粒を混ぜて注ぐ。厚み全体で色が一定になり、研磨で白い層が出ませんが、ガラスは2〜3倍必要です。
- テラゾー — 無地のベースを注ぎ、固まりかけたところで二〜三の深さに粒を散らし、粒が面一になるまで研磨します。ローズのトレイの斑模様はこの方法で、配置ではなく研磨で現れます。
安定する配合
ガラスは水ではなく、石膏の乾燥重量に対して計量します。
| 仕上がり | ガラス / 乾燥石膏 | 得られるもの |
|---|---|---|
| 点在 | 10〜15% | まばらなテラゾー。母材は丈夫 |
| 中庸 | 20〜25% | ガラスが明確。平らに研磨できる |
| 濃密 | 30〜35% | ガラス主体の表面。硬化は遅い |
| 40%超 | — | 母材が痩せ、縁が崩れる |
乾燥重量のおよそ三分の一を超えると、石膏が連続相でなくなり、粒同士が触れて強度が落ちます。もっと多く見せたいときは、密度ではなく厚みを薄くします。
手順
- 先にガラスを濡らす。 ザルで洗い、余分な水を切ります。濡れた粒はスラリーから水を奪いません。この一手間が縁の浮きの大半を防ぎます。
- ベースは通常どおり。 標準の水比。流れやすくするための加水は禁物で、薄いと重い粒が表面から離れて沈みます。
- ベースを注いでから置く。 型の三分の二まで注ぎ、粒は手で置きます。まとめて落とすと塊になり、表面がまだらになります。
- ゆっくり被せる。 スプーンで。直接注ぐと粒が動きます。型を台に十数回打ち付け、空気を抜きます。
- いつもより長く待つ。 ガラスの縁はまだ柔らかい石膏を切ります。型出しは45〜60分後、初日は縁を持って扱います。
- 水研ぎする。 120番で均し、240番で傷を消し、400番でガラスを出す。乾式は不可。シリカ粉塵は実際の健康リスクです。
- 研磨後に封止。 研磨で細孔が開くので、封止剤は最後、完全に乾いてから。
粒が外れる理由
- 乾いたガラス。 界面が痩せ、粒は掴まれず穴に載っているだけになります。
- 水が多すぎる。 水分が多いと収縮が増え、ガラスは収縮しないため縁に隙間が開きます。
- 早すぎる型出し。 柔らかい石膏は鋭い縁で裂け、研磨するまで気づきません。
- 研磨しすぎ。 包埋線を越えると粒の下面が出て、次の研磨で浮きます。
- 封止なし。 ガラスと石膏の境界から水が入り、季節をかけて粒を緩めます。
どのガラスを使うか
回転研磨または火抛光の粒が安全な既定です。鋭い縁がなく、粒径が揃い、色が読みやすい。平板ガラスや強化ガラスの端材は、粉砕して研磨すれば使えます。裏面フィルム付きの鏡ガラス、窓や車のガラスは避けてください。コーティングが接着せず、白濁の原因になります。
よくある質問
石膏100gに砕きガラスはどれくらい?
見た目によりますが10〜35g、40gを超えないこと。混ぜたスラリーではなく乾燥石膏で計量します。
袋から出してそのまま使えますか
洗ってください。袋の粒は粉と静電気を帯び、スラリーを弾きます。
ガラス入りは封止が必要ですか
必要です。無地より念入りに。研磨で縁がわずかに出て、周囲の石膏も開くため、水はまず境界に入ります。
実際に作る
コースターキットは表面置きの最短ルートで、4枚を一度に注ぎます。光を拾う器ならキャンドルホルダーキットが同じ比率で肉厚に。テラゾーはローズテラゾートレイの考え方です。砕きガラスシステムで工程順を、仕上げは封止の方法で確認できます。